五月女 幸雄 - 日本語 プロフィール
五月女 幸雄 Yukio Saotomé
1937年 宇都宮生まれ。彫刻より出発し、インスタレーション、絵画とオブジェのコンビネー
ションなど実験的な作品を発表。
「20代作家集団展」(1960/池袋三越)
「読売アンデパンダン展」(1961~/東京都美術館)
「汎太平洋美術家展-国際青年美術家展」(1962/銀座松坂屋)
「新制作協会展」(1961~/東京都美術館)
1960〜70年代、現代舞踊の舞台美術に携わる。
舞台照明から得たインスピレーションは、「地球の日の思い出」、油彩作品 「ホリゾント・ライト」「ザ・コンステレーション」などに反映されている。
1969年、毎日現代美術展(東京都美術館)で「人間商品」を発表。
人間そのものを展示した作品は、社会に問題を投げかけながらも、六本木自由劇場、
渋谷スペース・ラボラトリー、1971年にはニューヨーク、ギャラリー・ジャニス・ロフトと
シリーズ展開された。
また、折に触れて出かけていた九十九里海岸のホリゾントライト(水平線)に魅せられ、
キャンバスでの表現を重ねて行く。スーパーレアリスムの時代にあって、エアブラシが
台頭する中で、筆と絵具表現による細密描写の大作は高い評価を得る。
第1回北関東美術家展(準大賞を受賞)。
第11回日本国際美術展(東京都美術館),
第1回東京国際具象絵画ビエンナーレ(渋谷東急百貨店)
第18回安井賞展(西武美術館)
1975年、沖縄国際海洋博展「海を描く現代絵画コンクール展」で優秀賞を受賞。
個展(パリ ギャラリー・モランタン・ヌヴィヨン)
「新しい画家シリーズ‐五月女幸雄」展(東京日仏学院企画)
1986年にパリへ移住。2011年よりエペルネ-Epernay在住。
渡仏後の主なる展覧会
サロン・ドォトンヌ,ル・サロン(銀賞)
サロン・ナショナル・オルレアン(大衆賞)
コートダジュール国際絵画大賞展(準グランプリ)
シャトー・ベイシュベル国際現代芸術センター第1回招待作家
モンテカルロ メセナ&アート・ビエンナーレBASE ART
個展:カプラン・マティニヨン画廊 (1992年-1994年-1997年-2001年)
エペルネ市主催 YukioSaotomé展
2023年 フランスの文化/芸術財団 テイラー財団Maxime Juan賞を受賞。
〇国内美術館企画展
「幻想の贈りもの~五月女幸雄展」 池田二十世紀美術館 (2001年)
「幻想と迷宮」 埼玉県立近代美術館 (2003年)
〇作品収蔵美術館
東京都立現代美術館、埼玉県立現代美術館、サントリー美術館、栃木県立美術館、
宇都宮市立美術館